一貫したものづくり、それが辻徹のものづくりの基本です。
昔から分業が多く、なかなか作家の思いが次の工程に伝わりにくい漆器の世界で、一貫して取り組むことで、作品への思いを最初から最後まで貫いています。
それが、ものづくりで大切なところだと考えています。
作品づくりは、板を購入して加工するのではなく、丸太の段階で見極めるところから始まります。
将来作るものに必要な厚みや木目を探し、ストックしながら制作に生かしています。
辻徹の作品づくりは、自分が使いたいものをつくる主義。それこそが非常に健康的なものづくりだと考え、曲げたくないこだわりとなっています。


最近は、茶道をたしなむことから、茶道具の受注も増えました。
茶道具の様式美と漆の融合もまた、大きな魅力となっています。
どんな木でつくるのか、どんな作家がつくるのかを、ぜひご覧ください。

- 日本工芸会 準会員
- 茨城工芸会 会員
- 茨城県美術展覧会 会員
- 日本文化財漆協会 常任理事
- 奥久慈漆生産組合 会員
- 大子漆保存会 監事
- 常陸大宮市文化財保護審議会 委員
- 宇都宮大学 非常勤講師
- 八溝塗研究会 会長
- 1963
- 北海道札幌市に生まれる
- 1990
- 東京芸術大学大学院漆芸専攻修了
- 1991
- 高岡短期大学木材工芸専攻研究生修了
第1回井波国際木彫刻キャンプ(富山) - 1994
- 高岡クラフト展(〜1997)
- 1996
- 中日現代漆芸交流展(台北)
世界の漆展(千駄ヶ谷フジタヴァンテ
高岡クラフト展 奨励賞
(有)WAREWOODWORK設立 - 1998
- 茨城県芸術祭 奨励賞
- 2006
- 東日本伝統工芸展 初出品にて新人賞
日本伝統工芸展 入選
日韓漆Arts展(上野芸大美術館) - 2008
- 若手スタッフによる漆掻きを開始する